2023 無断転載禁止 - L'Œil de la Photographie
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ロジャー・ヴュリエス
クロード・ノリ 1975年
パリ1972年 © Hervé GLoaguen
バーゼル1975 © Christian Kempf
パリ1976年 © Christian Sarramon
カリフォルニア州1974年 © Bernard Plossu
Xerography.1974 © Nicole Metayer
ディエップ 1977 © Pierre Legal
エディ・キュリゴウスキー 1975年
70年代の破壊 by Coline Olsina
1970年代に入ると、新しい世代が写真に活力を与えるようになりました。この新しい写真は、複数の破壊的な実験の実験室であり、新しい小説、精神分析、性的解放、代替文化など、社会を取り巻く大きな思想の流れからインスピレーションを得ています。ヨーロッパと北米のダイナミズムを背景に、社会の問題を問う表現であると同時に、実践者の内なる想像力を解放するものであるように見えた。
技術の進歩により、より柔軟に使用できるようになり、メタモルフォーゼや幻想的な表現、演劇性、形式的なこだわりなどに適した新しい地平を切り開くことができました。クリエイターたちは、写真を内側から問い直し、その特殊性を理解しようとし、あるいは人生の哲学として実践しています。また、現代美術の中でも、それを興味の中心に据えて問う人もいた。若い記者たちの中には、自分も作家であると主張し、当時復活しつつあったマスコミの中で自己表現する者もいた。
写真は次第に社会全体に浸透し、あらゆる芸術を革新し始めた。情熱的で独創的なクリエイターの新しい波が、独自の習慣や出会いの場を持ちながら、はかない認知の瞬間を迎え、多くの人々がアクセスできる芸術的実践に彼らなりの方法で参加したのです。また、稀に、ギャラリーや美術館を中心に構成された新しいマーケットで確立された作品群を築き上げた人もいました。
こうして、10年ほどの間に、写真は芸術のエリート主義に対する理想的な対抗手段となり、アクセスしにくい芸術というイメージを保持していた現代美術とは異なり、大衆的で、若く、祝祭的で、群衆を喜ばせる、誰にでもアクセスできる実践という幻想を作り出したのは間違いないだろう。
今日の写真の礎を築いたこの10年間は、これまでフランス写真史の重要な出来事として分析されることはなかった。ここでは、様々な、しばしば対立する、流れや傾向が、一種の自由で創造的な花火のように爆発し、二度と繰り返されなかった、その時代の調子と自由を取り戻すことを目的としています。
コリーヌ・オルシーナ
学校あり・なし by Hervé le Goff
彼らの多くは、新しい平和の中で生まれ、自分たちや尊敬する年長者たちが、独特の「トレンテ・グロリューズ」として記憶されることになる、むしろ繁栄した時代を経験していることに、いつも気づかずに育っていた。1968年の混乱は、11年間の個人的権力によって疲弊した第5共和制の体制と同じように、太古から続く縦割り構造の中で確立された知識の伝達が、挑戦されてしかるべきものであることを彼らに教えました。彼らは成長するにつれ、1968年のヨーロッパの春の波に乗ってサーフィンをし、ポップフェスティバルに参加し、アメリカのベトナム戦争に反対するデモを行い、ウィルヘルム・ライヒとドゥルーズ＝ガタリのデュオのテキストを回し、バルトにロランを引用し、男の子には長髪、女の子にはチューニックとパール、全員にベルベットと花を押しつけるファッションを追ったのである。また、「革命的行動ホモセクシュアル戦線」の登場や、エコール・デ・ボザールでの木曜夜の総会によって過激化した、オープンでハッピーなセクシュアリティの言説を耳にするようになりました。つまり、彼らは、ポップカルチャーに支えられ、サンダルウッドとパチョリの香りに包まれながら、時には旅の帰りにループして聴くバンドの妄信的なカバーのLPに揺られ、当時、冷戦の核の終末や癌の症状や梅毒の罰を恐れるだけだった旧世界の解放という永遠に続く思想に基づいていたこのあらゆる可能性の十年の一部だったのだ。
学校、家庭、謙虚さへの復讐のようなこの実存的な発泡性の中で、写真の実践は、カルティエ＝ブレッソンやドアノーといった巨匠の作品に確かに敏感な若い大衆によって招聘されたのです。しかし、ファッション・スタジオ、戦争報道、セレブリティ・プレスなど、静止画のパンテオンから生まれた新しいモデルは、アントニオーニの『ブローアップ』の即興カメラマンで覗き魔でもあるデヴィッド・ヘミングスが登場し、誘惑してきたのである。三脚を持つ父親や、蛇腹付きのベストポケットコダックを操るおじさんのような専門家としての姿はもうないのです。高価なドイツのツァイスやライカに代わる身近な存在である日本製カメラの登場は、ニコンやキヤノンが目覚めたことを常に意識せず、自己表現の手段、さらには存在意義として写真を始める若い世代の欲求を満たしたのです。40年後、さまざまな形で、主に東洋の新しい巨匠たちによる新しい写真の推進力が、専用のギャラリーの開設や専門誌の出現によって刺激され、その時代に絵画主義への扉を閉じたのです。フィリパッキ出版社の『フォト』の成功を受けて、『フォトマガジン』『ズーム』『フォトレポーター』『コントルジュール』が、1910年に出版社のポール・モンテルが創刊して以来60年間発行されてきた月刊誌『ル・フォトグラフ』に加わり、独自の雑誌が登場したのである。
エルヴェ・ル・ゴフ
70′ new french photography
バックライト
キャロル・ナガー、コリーヌ・オルシーナ、エルヴェ・ル・ゴフ、クロード・ノリ
フォーマット 24 x 31 cm
244ページ、ハードカバー
ISBN: 979-10-90294-52-3
価格: 40ユーロ
https://www.editions-contrejour.com/project/nouvelle-photographie-francaise-70/
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